事例紹介

なるほど!! アイデアがいっぱい!!そんな事例がたくさんあります。

事例紹介

三和建工株式会社 様

会社の取り組むべき課題を明確にし、経営の仕組みを整える。半年をかけての「経営計画書」作成。

代替わりを期に経営計画書の作成に取り組む

約2年前、今年で37期目を迎える老舗の会社の代表が代わりました。

同族ではない、一営業マンからの大抜擢といえば、聞こえがいいですが、
突然の出来事に新社長は、不安な気持ちでいっぱいでした。

それから訪問の度に、「経営」について語り合うようになりました。

そこで、会社の取り組むべき課題を明確にし、経営の仕組みを整えるために、
「経営計画書」の作成をご提案し、半年前に作成が始まりました。

毎月一回、弊所に来られ、丸一日缶詰で取り組みました。
会社の存在意義は・・・・。社長の使命は・・・・。
経営理念から、経営目標、営業戦略、そして利益計画。

また、業務プロセスの見直しから、組織図を作り、そして年度の行動計画。

時には、自分より先輩の営業マンといっしょに来られ、営業のアドバイスをもらったり、
時には、経理・財務担当の女性社員といっしょに来られ、数字の勉強をしたり・・・・。

経営計画書の作成手順

1.経営理念と経営基本目標の策定
なぜ会社を経営するのか?
その目的・意義をいろんな角度から考え、方針や数値目標を設定する。

2.SWOT分析から経営基本戦略の策定
会社の強み・弱み、業界の動向(機会・脅威)などをすべて洗い出し、
柱となる戦略(会社の方向性)を設定する。

3.ターゲット顧客と市場の選別及び商品の差別化
現在の顧客(市場)と商品を分析(細分化と分類)し、
それぞれのニーズを考察したうえで、市場別・商品別の販売目標をたてる。

4.組織図と業務プロセスの整備・改革
3年後の組織図をデザインし、営業や製造などの基幹業務と
総務経理などの支援業務の流れをもう一度整備する。

5.トップと経営幹部のキャリア開発と人材戦略
経営幹部の3年後のあるべき姿・求められる貢献を描き、
それらを達成するために得なければならないスキルとその学習方法を設定する。

6.利益計画・資金計画
3で計画した販売計画、5で計画した人事・研修計画などをもとに、
3か年の損益計算書・キャッシュフロー計算書を作成する。

7.経営課題の年度計画
中期計画(3年)の1年目として、より深く計画を立てる。
特に「誰が何をいつまでに、
その行動計画を数値化しておくことが重要。

そして先月、ようやく「中期経営計画書」が完成したんです。

お客さまからの喜びのご感想

製本して、会社にお持ちすると、社長は、しばらく無言でページをめくり、ぽつりと一言

「会社の柱ができたみたいです。ありがとう。」
「私もほんとにうれしいです。」
「社長、でもこれからですよ、計画をすすめていくことが大事です。」
「分かってます。まずは全社員への周知徹底からでしたね。」
「来週、よろしくお願いします。」

そして先日、会社会議室で、「第1回経営計画発表会」を開催しました。
(別会場を提案したんですが、「緊張する」とのことで次回からに(笑))

「わが社の経営理念は・・・・。」
社長の若干緊張した声が響き渡り、発表会が始まりました。

「会社の存在意義に改めて身が引き締まりました。」
「目標きついですね・・・、でも達成すればこんなにいいこともあるのか・・・。」
「3年後には、課長か・・・、部下に負けてられへんなぁ。」
さまざまな言葉や表情がありました。

担当:河原質疑応答まで含めて約1時間半、とても活気のある会になったと思います。
そのあとは、決起集会!(たんなる飲み会ですが(笑))
これからがスタート。

とてもいい仕事ができたと思います。
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