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新たに仕事をさせていただくときの、経理や業務内容の確認と整備します。
会計事務所が、仕事の内容をよく理解してくれなかったら、不安ですよね。
私たちは、最初に、あなたの仕事の内容と業務を調べて、経理業務の仕組みの現状と実態をきちんと理解しておきます。
会社の経理業務の内容と進め方の確認
月次決算業務のルールや進め方、各種の規定などを確認します。
業務の不備や非効率な部分があればアドバイスをし、100社以上の会社で効果のあった業務の合理化フォーマットなど必要なツールを提供させて頂きます。
会計や税務についてのご希望の確認と目標設定
経理業務についてのニーズをお聞きしながら、経理業務の改善や合理化、経営に役立つ情報提供(例えば毎月の儲けや商品、お客様別の儲け正しく分かる、業績の予測ができるなど)について相談し、取り組みの目標を設定していきます。
今後の経理業務の基本となる経理マニュアルの整備
経営を分析する必要なデータが瞬時に出てくるように経理業務の質を高め、不正などのリスクを予防するために必要な仕組みを組み込んだ会社の経理業務のバイブルとなる経理マニュアルを作ります。
- 会社名
- 株式会社A
- 業 種
- 医療関連業
- 従業員数
- 約40名
- 年 商
- 約3億円
会社の業務内容と流れの確認
私の節税セミナーに来てくださったご縁で、ご依頼のあったI社の玄関の前まで来ました。
仕事をさせていただくにあたって、会社の業務の内容を確認し、これからの取り組み方を相談させていただくためです。
担当者 |
これから仕事をさせていただく上で、会社のお仕事の全体像、内容をきっちり理解しておかなければなりませんので、いろいろ教えて下さい。 ・・・まず、どんな商品やサービスを扱っておられるか、お客様の構成はどうなっているかを教えてもらいたいのですが。 |
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社長 |
うちの場合、メインの業務は○○でして、これは主の県内の○○といった先がお客様になります。 |
担当者 |
・・・なるほど、事業としては大きく分けて3つ、商品・サービスの構成はさらに細かく7つぐらいに分かれますねぇ。 |
社長 |
そうなんですよ。 実際どの商品がどれくらいもうかっているのか知りたいんです。 機械や設備の投資も大きいですからねぇ。 |
担当者 |
・・・そうですか、この設備は、このサービスのためのものというように、色分けできるのですね。 今から会社の設備のレイアウトとサービス内容を見させてもらって勉強させてもらえますか? |
社長 |
そうですね、ぜひそうしてください。 では案内しましょう。 |
このあと、会社の中を案内してもらったり 、顧客名簿、組織図、資産台帳、従業員名簿などいろいろな資料をもとに、会社の業務の流れを教えてもらい、業務フ ロー図を作りました。
こうしますと、会社の仕事の流れがわかり、 いつ、どのように売上が計上されるか、どこでどのようにコストが発生するのか、 お金の回収 と支払はどうなっているのか、社内の役割分担や、誰がキーマンなのかなどがよくわかるのです。
これらは今後I社をサポートしていくために必要な情報となるのです。
会社の経理業務の内容と進め方の確認
会社の基本的な業務の流れの次に、経理業務の進め方や内容について教えていただきます。
ここは専務であられる奥様の登場です。
担当者 |
では経理のお仕事の進め方を教えて頂きたいのですが。 ・・・まず、どんな商品やサービスを扱っておられるか、お客様の構成はどうなっているかを教えてもらいたいのですが。 |
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専務 |
そうですねぇ。でもどうして説明したらいいのかしら? |
担当者 |
教えて頂きたいのは大きくいうと2つ。 1つは規程や処理のルールなどです。 もう1つは毎月、月次決算作成までの月次の経理業務の流れなんですが、いかがですか? |
専務 |
それはそうなんですが、どこからお話しましょうね(困)。 |
担当者 |
弊社で作っている経理業務のチェックリストをお持ちしましたので、これでいっしょに確認していきましょう。 |
専務 |
そんないいものがあるんですか!助かりますねぇ。 |
担当者 |
まず経理で売上を計上するときですが、どの資料をもとに計算されるのですか? |
専務 |
それはですね・・・ |
というわけで、売上や仕入れの上げ方といった基本的なルール、勘定科目の分け方から、出張交通費の支給のしかたや精算の方法、といった細かなことから、借入金やリースの明細書や各種契約書など経理業務の流れと基本となることまで教えていただきました。
こうしますと、会社の経理の現状がよくわかり、書類の不備や、仕事の進め方の効率などいろいろなことをご相談できます。
そしてここで共有できた問題点がこれからの取り組みの課題となってくるのです。
会計や税務についてのご希望の確認と目標設定
担当者 |
これから毎月の会計処理を進めて行くにあたって、私たちに何か要望がございますか? |
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社長 |
そうですねぇ。 先ほどもお話したように、うちにはいくつかの部門があって、どの部門が利益をだしているのか、あるいは足を引っ張っているのかわからないんですよ。 |
担当者 |
例えば、売上と仕入れを部門ごとに集計をして、各部門のもうけを計算していきましょうか。 |
社長 |
そうすると余計な資料を作らなくとも、帳簿上で計算できますね。 手間が省けて助かります。 |
今後の経理業務の基本となる経理マニュアルの整備
こうして確認した内容や、新しく決めた経理のルールや欠けていた書類をまとめた経理マニュアルを作り、会社にお渡ししました。
マニュアルを作っておくと、担当者が変わっても、仕事の中身が良く分かります。
また、これから先、やり方を変えたり、新しくフォーマットなどを作ったときには、この経理マニュアルを修正していきます。
担当者 |
専務、これがわが社の経理のマニュアルですよ。 ここに必要なルールや書類、フォーマットを綴じていますので、分からないときはいつでもこれを見てください。 |
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専務 |
わーっ、毎月のスケジュール、やるべきことも全部書いてるんやね。 これがあると、前にあったように税金の支払を忘れて罰金を取られることもなくなるし、安心やわぁ。 |
毎月の、そして年間の予定をしっかり押さえておかないと、税金をうっかり払い忘れてしまうといった結果になってしまうのです。
また経理処理のルールが書いてあれば、いつでも同じように間違いのない処理ができるのです。
ですからマニュアルの整備は必要不可欠なことなのです。
経理業務がスムーズにいくまでのサポート
こうしてご相談した内容に基づき、毎月の月次決算が軌道に乗るまで3ヶ月かかりました。
3ヶ月目にお邪魔させて頂いたときのことです。
担当者 |
専務、入力して頂いた仕訳をチェックさせて頂きましたが、きちんと各勘定科目の残高も合っていました。 すごいですね。 |
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専務 |
そうですか(笑)!一応確かめたのですけど、自信はなかったんです。 ホント、よかったわぁ。 |
担当者 |
それにしても今期は大分利益が出てきましたね! 今月も200万の利益です。 |
専務 |
そうやねぇ、小笠原/河原事務所が西の方から幸福を運んでくれたんやわ。 |
担当者 |
とんでもないです! 毎月こうして早く数字を出して貰うと、いろいろ打つ手もわかるので私もアドバイスしやすくなります。 |
ほんとうに専務さんが、真面目に取り組んでいただいたので、驚くほど早く月次決算の体制を整えることができ、社長さん、専務さんに毎月の経営状況をすばやく報告できるようになりました。
細かい事柄にも丁寧に指導して頂き、大変感謝しております。
様々な課題を提起していただき、考える時間が得られたことは、わが社にとって大きな前進となります。
社員一人一人が経営感覚を持ち参画していける様、さらなるレベルアップを目指したいと思っております。